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北海道の秘境スポット(穴場的観光スポット)の紹介が中心です。

神の子池(北海道・清里町)

秘境スポット紹介第2弾。今回は「神の子」池を紹介します。
前回紹介した裏摩周展望台からは、まず道道1115号線を9kmほど清里方面へ向かいます。看板があるので、そこから林道(ダート道)に入り、約2kmほど行くと神の子池に到着します。



(かつての神の子池の案内板、2001年撮影)
「神の子池」は、摩周湖(カムイト=神の湖)の伏流水からできているという言い伝えられています。かつての案内板には「神様からの贈り物」 "Gift from GOD" と書かれていました(現在は新しい案内板になっています)。



(2014年撮影)
池の底から伏流水が湧き出ているので、池から流れ出る小川はありますが、流入する川はありません。



(2014年撮影)
神の子池は、周囲220m、水深5mの小さな池です。 水が澄んでいるので底までくっきりと見えます。水温が年間通して約8℃と低く、倒木が腐らずに水の中に沈んでいます。



(2001年撮影)
日差しによって池がコバルトブルーの神秘的な色彩を放ちます。よく見ると、湧水によって吹き上がる砂や、オショロコマが泳いでいる姿を見ることができます。(オショロコマとは、カラフトイワナも呼ばれるイワナの仲間です)。

かつては観光ルートから少し外れていることもあり、静かな穴場的ポットでしたが、近年は観光客も増え俗化しつつあります。早朝や夕方など人のいない時間帯を狙って、神秘的な水面をボーっと眺めてみることをオススメします。
 
 

<神の子池>

■所在地:〒099-4526 北海道斜里郡清里町字清泉
■駐車場:あり(無料)
■トイレ:あり
■問い合わせ先:0152-25-4111(きよさと観光協会) 
■特記事項:冬期間林道の除雪なし




秘境度:★★☆☆☆

[雰囲気]
うっそうとした森の中にあり、なかなか秘境感はあります。
しかし、近年訪れる観光客も増え、静かな空間を独占するというわけにはいかなくなってきています。

[難易度]
道道から未舗装のダート路を進む必要がありますが、池のすぐ近くまで車で行けます。時折観光バスも来るようです。

(※秘境度は、あくまでも筆者の主観です)

<追記 2014/9/10>
一部画像を、2014年8月撮影のものに差し替えました。

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