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北海道の秘境スポット(穴場的観光スポット)の紹介が中心です。

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初めての北海道(その4) 最後に青函連絡船で一泊

旅の終盤は、旭川の友人宅を後にし、函館へ向けて観光しつつ南下する形になりました。

札幌時計台

札幌では、東京から遊びに来ていた別の友人グループと合流し、札幌観光に。

羊が丘
時計台と羊が丘以外にはどこに行ったか覚えていません。
その日、友人グループと別れた後、札幌に泊まったはずですが、その記憶や記録がありません。翌日は札幌の大学に通う別の友人宅を訪ねているので、あるいはそこに泊めてもらったのかもしれません。

いずれにせよ、札幌で一泊し、翌日はその札幌の友人宅でバカ話をしていたのは確かです。そして午後、列車で函館へ。ここから先はまた一人旅です。


くつろぎ記念券

函館では、「青函くつろぎカード」を購入し、青函連絡船に宿泊。
「青函くつろぎカード」とは、夜間停泊中の連絡船を簡易休憩施設として利用するために購入するチケットで、青函博の期間中、「青函連絡船がホテルがわりに」というキャッチコピーのもと販売されておりました。


青函くつろぎカード座席表
桟敷席での雑魚寝ではありますが、一泊2500円と格安でした。


青函連絡船・羊蹄丸
泊まった連絡船は「羊蹄丸」でした。


函館
そして、最終日は函館観光へ。


五稜郭
しかし、五稜郭を見学した後に、ちょっとした事件が。


函館市電
市電の電停に向かって歩いていると、急に強めの風が吹き、その風によってコンタクトが片方飛ばされてしまったのです。しばらく辺りを探すも、結局見つからず、その後はコンタクトを片眼だけ装着した状態で旅を続けるはめに。まあ旅の終盤だったから、まだよかったんですが・・・


 
特急日本海
函館からは、当初、寝台特急「日本海」に乗車する予定でした。しかし、明るいうちに青函トンネルを通りたいと思い直し、「日本海」には青森から乗車することに。日中の快速「海峡12号」で青函トンネルをくぐりました。この快速は客車列車だったと思います。

そして、青森市内を少し散策した後、ブルートレインに揺られて帰路につきました。

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初めての北海道(その3) ローカル線の旅


次の3日間は周遊券を有効活用して、一人で北海道のローカル線巡りの旅にでました。

急行大雪
旭川をスタートし、富良野線、夕張線などに乗車した後、贅沢にも札幌から急行「大雪」のB寝台車で網走へ。
明朝、網走からは釧網線→標津線と乗り継ぎ、北海道のローカル線を満喫しました。


根室標津駅入場券
これは今はなき根室標津駅の入場券。
標津線は、この翌年3月に廃止となってしまいました。


標津線の車窓
こちらは、中標津から乗車した厚床行き普通列車の車窓風景。
たぶん春別ー平糸間あたりだと思われます。



納沙布岬
厚床からは、根室本線(花咲線)とバスを乗り継いで納沙布岬へ。
しかし、霧が出ていて、北方領土は確認できず。

この日は釧路に一泊。そして翌日は釧網線の乗り残し区間に乗車した後、特急「おおぞら」で池田に出て、池田からは池北線で北見へ。


モヨロ貝塚
その翌日は一旦網走に戻り、モヨロ貝塚など市内を見学した後、特急オホーツクで旭川の友人宅に帰還するという工程でした。

この間乗車したローカル線のうち、標津線は翌年3月に、池北線は第3セクター化を経て2006年廃止となっています。
今考えれば、フリーパス(=周遊券)を持っていたんだから、後に廃止になる天北線、深名線、名寄本線、湧別支線、上砂川支線などのローカル線にもっと乗っておけばよかったと思いますが、後の祭りです。

(その4へ続く)

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初めての北海道(その2) 憧れの道東・知床へ

二十数年前に初めて北海道を旅した話の続きです。

旭川の友人宅に泊まった翌日からは、その友人の車で道東方面へ向かました。
途中、網走と釧路で宿泊して、また旭川に戻るという2泊3日の行程だったと記憶しています。

屈斜路湖
旭川をスタートし、層雲峡から国道39号線を東に進み、美幌峠を経て、屈斜路湖へ。



さらに硫黄山・摩周湖などを巡り、この日は網走の旅館に宿泊。
ちなみに摩周湖は、霧で何も見えませんでした。


オシンコシンの滝
そして、翌日はオシンコシンの滝から



知床五湖へ。
この時は、クマの気配にビビリながらも五湖すべて巡りました。

その後、釧路へ抜けて、釧路の駅前ホテルで一泊。
そしてさらに観光しつつ旭川に戻ったはずですが、記憶も記録も残っていません。

阿寒湖などにも寄ったと思うんですが、フイルム代をケチってあまり写真を撮っていなかったので、ほとんど記録が残っていません。今となっては、「写真に残さなくても、自分の記憶に残せばいい」という甘っちょろい考えを持っていた自分をうらめしく思います。


キタキツネ
道東を車で巡っての印象は、未舗装道路が多いという点。当時は、国道でも未舗装区間が多く残っておりました。2車線分の広い道幅のある未舗の国道を砂埃を巻き上げながら走っていると、「これが北海道かー!」と変なところで感動したりもしていました。


(その3へ続く)

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初めての北海道(その1) 旅の序曲は青函連絡船

高校生の頃、宮脇俊三氏の紀行文をよく読んでいました。氏の「北海道への旅は青函連絡船からはじまる、あるいは、はじまるべきだ」との一文に影響され、自分も初めて北海道に行くときは青函連絡船で!という思いがありました。

ところが、大学受験で足踏みをしているうちに青函トンネルが完成してしまい、晴れて自由の身になる(大学生になる)直前の3月13日に青函航路の通常運航が終了してしまいました。ちょうど受験→合格発表→東京で部屋探しという時期で、廃止直前に青函連絡船に乗りに行くという余裕もなく、その思いを実行に移せないまま終わってしまいました。

 
JR時刻表'88.8
 (JR時刻表 1988年8月号より)

しかし、一度はあきらめた青函連絡船ですが、すぐにチャンスが巡ってきました。ラッキーなことに「青函トンネル開通記念博覧会」の開催中は青函連絡船が1日2往復復活運航されているというのです。そしてその夏、いよいよ憧れの北海道へ。

(※青函トンネル開通記念博覧会は、青函トンネル開通を記念して青森市と函館市で開催)


北海道ワイド周遊券
北海道ワイド周遊券
チケットは帰省先の奈良で「北海道ワイド周遊券」を学割で購入しました。奈良発の周遊券の設定がなかったので、大阪発のものです。券面には44,000円とありますが、実際は学割で3割引となるので32,300円でした。これで北海道までの往復乗車券(急行の自由席も乗車可)と、北海道内乗り放題(特急・急行の自由席も乗車可)のパスを確保したことになります。

まずは奈良を出発し、一旦東京の下宿へ移動。ただし、奈良→東京間の記憶があやふやなうえ、記録もありません。静岡→東京は周遊券を有効活用し、急行「東海」に乗ったような気がしますが、静岡までは新幹線だったのか、鈍行乗継だったのか不明です。


 青函連絡船・十和田丸
いずれにせよ、一旦東京の自宅に寄り、帰省先から旭川に戻る友人と合流。
その夜、友人とともに上野発の夜行急行「八甲田」乗車。
ここからが11泊12日の北海道旅行のスタートです。

そして八甲田の自由席に揺られ、翌朝青森着。
いよいよ青函連絡船に乗り換えです。



青函連絡船・十和田丸
はじめて乗船した連絡船は「十和田丸」でした。潮の香りを感じながらの出航は、いよいよ北海道へという気分を高揚させてくれました。

青函連絡船・十和田丸
甲板には青森EXPO'88の文字も伺えます。

前方に函館山が見えてきたら、3時間50分の航海も終了。これで「上野発の夜行+連絡船」という形で念願の北海道へ上陸することができました。今ならこんなしんどいルートは避けますが・・・(笑)

そして、その後は特急を乗り継いで、旭川の友人宅へ。さらに翌日からは、その旭川の友人宅をベースに、①友人の車で道東観光、②周遊券を活用してローカル線の旅、③旭川→札幌→函館と観光しつつ南下と、2泊3日程度の小旅行を3つ組み合わせるような形で行動していくことになりますが、これらについては、また後日紹介させていただきます。
  
  
■北海道旅行、初日の行程
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上 野 23:35発 急行 八甲田(自由席)
青 森 09:08着
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青 森 09:30発 青函連絡船 1便(臨時便) 十和田丸
函 館 13:20着
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函 館 15:00発 特急 北斗11号(自由席)
苫小牧 17:57着
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苫小牧 18:41発 特急 ホワイトアロー13号(自由席)
旭 川 20:59着
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(泊)旭川の友人宅


その2「憧れの道東・知床へ」に続く

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