忍者ブログ
北海道の秘境スポット(穴場的観光スポット)の紹介が中心です。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

白ひげの滝とブルーリバー(美瑛町)

白ひげの滝  
近年、美瑛町の青い池の人気が上昇しているようですが、その青い池よりもう少し上流にある、「白ひげの滝」に行ってきました。白ひげの滝が流れ落ちる美瑛川は、青い池とともに「ブルーリバー」として注目を集めつつある川でもあります。


白金温泉バス停
 場所は、美瑛町の白金。白金温泉のバス停から徒歩すぐです。


ブルーリバー橋
美瑛川に架かるこの「ブルーリバー橋」が、白ひげの滝を眺めるスポットとなっています。


  白ひげの滝
橋からは、美瑛川に流れ落ちる白ひげの滝を見おろすことができます。この周辺の湧水が、溶岩層の割れ目から幾筋もの糸のような水が美瑛川に流れ落ちており、落差は約30mもあります。


白ひげの滝
そして美瑛川は、この滝の水が流れ落ちたところから、水の色を美しいコバルトブルーに変えていました。


美瑛川
この付近の湧水に含まれる水酸化アルミニウムなどの成分が、美瑛川の水と混じることで分散され、このような青い色に見えるそうです。


美瑛川
美しいコバルトブルーの川の流れをぼんやり眺めていると、時が経つのを忘れてしまいます。


十勝連山
また、このブルーリバー橋からは、綺麗な十勝連山の山並みも眺められます。
滝と川、そして山並みを満喫した後は、白金温泉での入浴もおすすめです。



<白ひげの滝・美瑛川>
■所在地: 北海道上川郡美瑛町白金

 

秘境度:★★☆☆
[雰囲気]
 青い池ほど観光地化されていないので、ゆっくり眺望できます。
[難易度]
 温泉街のすぐそばで、アクセスは容易です。
 バスでのアクセスの場合、本数が少ないのでご注意を。

(※あくまでも筆者の主観です)

拍手[3回]

PR

「流氷観光砕氷船おーろら」 で流氷クルーズ

網走駅
1月の下旬、流氷を見に網走へ。
今年は流氷接岸初日が平年より14日も早かったとか。


網走駅からは、バスで流氷砕氷船乗場へ。


道の駅流氷街道
流氷砕氷船乗場は、道の駅流氷街道網走に隣接していました。



道の駅内で料金を払い、「流氷観光砕氷船おーろら」の朝9時の便に乗船。
この日は、海岸線まで流氷は接岸していませんでしたが、流氷はすぐそこまで来ているようです。



そして、カモメに先導されるように出航。



港を出るとすぐ流氷が見えてきました。



いよいよ流氷帯に突入。



さっそく、「流氷の上にアザラシがいます」のアナウンス。船内は中国の団体さんに占拠されていましたが、アナウンスは日本語なので無反応。おかげで自由に甲板を移動でき、シャッターチャンスは逃さずに済みました(笑)



同様に、天然記念物のオオワシもなんとかカメラに収めることができました。
でも、もっと望遠の効くレンズが欲しいところ・・・



3年前の2月末に来たときは、流氷がなく、「おーろら」に乗船するのを断念していただけに、感動も3年分でした。



こちらはセグロカメモ。船の照明に止まったまま、オブジェのように微動だにしません。
流氷クルーズを満喫しているのでしょうか!?



しばらくすると、太陽が薄雲に隠れ、夕暮れのような幻想的な雰囲気に。



流氷の向うに見えるのは、知床連山の海別岳。



ちなみに、この「おーろら」号は、南極観測船と同様 、氷塊を船の重さで砕氷して進んでいきます(※同じ流氷砕氷船でも、紋別の「ガリンコ号」はドリル状のスクリューを回転しながら砕氷して進むタイプです)。



船内には採取した流氷も展示されていました。



こうして、約1時間の流氷クルーズを終え、港に戻ってきました。

 

<流氷クルーズ・流氷観光砕氷船おーろら>

■所在地:〒093-0003 北海道網走市南3条東4丁目5の1
■関連サイト  ・網走流氷観光砕氷船 おーろら 公式ホームページ

秘境度:★☆☆☆
[雰囲気]
 最果てまで来たという感動を味わうことができます。
 船の混み具合によっては感動も半減するかもしれません。

[難易度]
 流氷が見られるかどうかは運次第な部分もありますが、
 船に乗るだけなので、誰でも簡単に体験できます。
 

冬の北海道観光の王道なので、秘境度は★1つとしました。

(※あくまでも筆者の主観です)

拍手[3回]

思い出のマーニーの舞台「藻散布沼」は蚊の巣窟だった!?(浜中町)


宿で、今年のジブリ映画「思い出のマーニー」の舞台となった沼があると聞き、さっそく探検してきました。沼の名前は「藻散布沼」(もちりっぷとー)。藻散布沼の太平洋に接する部分が藻散布漁港となっており、そこを道道123号線が通っているので、行き方は簡単です。



藻散布漁港からでも沼を眺められますが、雰囲気がいいのはやはり奥の方です。道道123号線を霧多布方面から来た場合、藻散布沼に架かる藻散布橋を渡ると道が右にカーブします。そのカーブの途中に、昆布を干す作業場のほうへ入る道があります。作業場の脇の細いダート道を入っていくと、沼の奥の方へ進めます。上の写真は、そのダート道から昆布を干す作業場を撮ったものです。



ダート道を少し進むと、さっそくタンチョウの親子がお出迎えです。真ん中の少し灰色がかったのが子供ですね。



しかし、近づくと、こちらの気配を感じたようで、沼の奥の方へ飛び去ってしまいました。



この水面から、ボコボコと草が生えている風景が、思い出のマーニーの中にも登場するようです。



藻散布沼は0.5k平方mほどの小さな海跡湖沼ですが、その奥には、さらに小さな沼もあり、湿地が広がっています。



ダート道の一番奥まで行くと、エゾシカも現れました。冬場は、越冬する白鳥の姿も見られるようです。



静かで大変良い所です。しかし!!とにかく蚊が多いです。写真を撮ろうと車を降りると無数の蚊に襲われます。キャンプ用に持っていた蚊取り線香を大量に焚いてみましたが、ほとんど効果がないような状態。あわてて車に逃げ込んでも、すでに車内も蚊だらけ(笑)。藻散布沼をゆっくり探検するのは蚊の出る季節を避けたほうが良さげです。



<藻散布沼>
■所在地:北海道厚岸郡浜中町散布

 

秘境度:★★★☆☆
[雰囲気]
 訪れる人もおらず、静かでいいところです。
[難易度]
 細いダート道を入る必要はありますが、まず対向車は来ないでしょう。
 夏場に行くには蚊対策が必要です。

(※あくまでも筆者の主観です)

拍手[9回]

霧多布湿原・琵琶瀬川カヌー(北海道・浜中町)

今年も霧多布に行ってきました。北海道で湿原といえば釧路湿原を思い浮かべられる方も多いと思いますが、霧多布湿原は釧路と根室とのほぼ中間の太平洋岸に広がる湿原です。


霧多布湿原といえば、琵琶瀬展望台からの眺望が有名です。



霧多布湿原の南に位置する琵琶瀬展望台からは、広大な湿原の中を蛇行する琵琶瀬川の姿が一望できます。



また、霧多布湿原センターや霧多布湿原ナショナルトラスト付近からは、いくつか木道が整備されており、そこを歩いて湿原の奥まで散策することも可能です。



しかし、今回は趣向を変え、カヌーを使ってより湿原の奥まで探検してみることにしました。



霧多布湿原内を流れる琵琶瀬川を下る(上る)カヌーツアーは、近隣のペンションや民宿主催のものがいくつかあります。価格も良心的なところが多い印象です。そのなかから、今回は「宿房樺のん」さんにガイドをお願いしました。



スタートは琵琶瀬川の河口です。今回は潮流や風の関係で、「川下り」ではなく「川上り」という形になりました。ちなみにカヌーは安定感のあるカナディアンタイプです。



川から湿原を眺めることで、展望台や散策路からは味わえない湿原の雰囲気を満喫することができます。河口付近は川幅も広く、まるで湖の上を進んでいるような感覚です。水深は意外なほど浅いです。場所にってはパドルをこぐとと川底に届いてしまうような深さです。



水面の低い目線で自然を満喫できるのがカヌーの醍醐味です。徒歩では近づけないタンチョウの生息地にも接近できるなど、野生動物の息吹もより身近に感じることができます。



上流に向かうにつれ、川幅も狭くなり、河口付近とはまた違った雰囲気になってきます。



そして、霧多布湿原センター近くの寿磯橋がゴールとなりました。1時間少々の湿原探検となりました。のんびり穏やかな至極の時間を過ごすことができました。



カヌーを満喫した後、琵琶瀬展望台を訪れると、霧多布湿原が夕陽でそまっておりました。



霧多布沖に浮かぶ嶮暮帰島(ケンボッキ島)も夕陽に照らされていました。まさに、洋上に浮かぶエアーズロックといった感じです。
(嶮暮帰島は、かつて初代ムツゴロウ動物王国があった島ですが、現在は無人島となっています)



そして、太陽は霧多布湿原・琵琶瀬川の向うに沈んでいきました。


<霧多布湿原・琵琶瀬川カヌー>

■所在地:〒086-1822 北海道厚岸郡浜中町

■関連サイト
 ・霧多布湿原センター
 ・霧多布湿原ナショナルトラスト
 ・浜中町観光協会~おもしろ体験



秘境度:★★★☆☆

[雰囲気]
木道散策では味わえない、ディープな湿原の雰囲気が味わえます。

[難易度]
琵琶瀬川は流れも穏やかで、釧路川のような急な流れも少ないです。同乗するガイドさんがしっかり梶取りをしてくれますので、初心者でも安心して参加できます。


(※あくまでも筆者の主観です)

拍手[1回]

羅臼湖(北海道・羅臼町)


知床半島最大の湖、羅臼湖へ行ってきました。

羅臼湖は、一般的な観光客はまず訪れない秘境度の高い場所です。
羅臼湖の入口から羅臼湖展望台までは、徒歩で往復約3時間(約6km)かかります。
その工程は決して整備された遊歩道ではありません。
一部木道が設置されているところもありますが、大半はぬかるんだ悪路です。

駐車場もトイレもありません。しかもヒグマの生息地に進入していくので、いろいろと事前の準備が必要です。



羅臼湖への道はぬかるみが多く、長靴が必要となります。
まずは知床自然センターで長靴をレンタルしました。1日500円。
知床峠の反対側、羅臼ビジターセンターでも同様に長靴を借りることができます。



羅臼湖入口には駐車場がありません。知床峠にレンタカーを駐車し、そこからバスを利用することに。知床峠-羅臼湖入口間片道210円、所要約5分でした。



バスを降りると、知床横断道路の脇に、羅臼湖の入口があります。



まずは入林届を記入して、出発です。



歩き出すといきなり、ぬかるみの連続です。



ぬかるみを避けて歩くと、歩道脇の植物を傷めることになるので、ぬかるみがあっても真ん中を歩くのが、羅臼湖のルールです。スニーカーはもちろん、登山靴でも厳しい感じ。やはり長靴が最適です。



入口から約12分歩くと、まず二の沼が現れました。



さらに進むと三の沼が現れます。ここは天候が良ければ、湖面に「逆さ羅臼岳」が映し出される絶景ポイントなのですが、残念ながらこの日の羅臼岳は霧に隠れていました。



三の沼を過ぎると、ちょっと道がキツクなりました。



そして坂を上りきると、アヤメが原といわれる湿地帯が広がりました。



このあたりは木道も整備されておりました。




四の沼の少し手前に、携帯トイレブースがあります。携帯トイレを使う際は、このテントを使わせてもらいましょう。



決して、直接出してはいけません!



携帯トイレブースを越えて少し坂を上ると四の沼が姿を見せます。ここまでで、約1時間かかりました。



こちらは沼・・・ではなく、今回最大級の水たまり。



五の沼まで来ると、あと一息です。



そしてようやく羅臼湖の展望台に到着です。
少し早めに歩いたつもりでしたが、ここまで1時間20分かかりました。



結局ここまで晴れ間はでず、対岸の山々には霧がかかっていました。その分、幻想的な雰囲気があり、秘境感は満喫できましたが、やはり晴れて欲しかったですね。



動画も撮ってみました。



帰路、二の沼と入口の間から右に折れ、目梨望遥台に登ってみました。登り出してみると結構キツイです。ハイマツの中の道を進み、尾根まで出ると、眺望が広がりました。



この頃には天候も好転し、バッチリ国後島まで眺望することができました。
 
 

<羅臼湖>

■所在地:〒086-1822 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町225林班
■駐車場:なし
■トイレ:なし

■アクセス(羅臼湖入口まで)
 (1)知床峠の駐車場(無料)に車を止めて歩く(峠から入口まで約2キロ、40分)
   ※ただし歩道がないので、車道脇を歩くような形。通行注意。
 (2)ウトロ-知床峠-羅臼湖入口-羅臼間を結ぶバスを利用
   ※運行日、時刻注意(6~10月中旬、1日4往復)、運行:阿寒バス、斜里バス
 (3)タクシーを利用
   ※現地では携帯が使えなくなるので、帰路も事前に予約しておいた方が良いでしょう。
 (4)ガイドを依頼(入口まで送迎してくれる)

■アクセス(羅臼湖入口~羅臼湖展望台まで)
 徒歩で、往復約6km(約3時間)

■最低限必要な装備。
 ・長靴(ぬかるみが多く、登山靴でも厳しいです)
 ・携帯トイレ(知床自然センターでも販売しています)
 ・クマ対策(鈴やホイッスル、クマスプレーなど)
 ・レインウェア、防寒具(夏でも寒く、霧も濃いです)
 ・水分補給用の飲料水
  (※知床峠、羅臼ビジターセンターには自販機がないので要注意)

■その他注意事項
 ・動植物の採取禁止
 ・ストックを利用する場合はキャップを着用
 ・ゴミは必ず持ち帰る
 ・ペットを連れて行かない(ヒグマを刺激し危険)
 ・ぬかるみでも歩道の真ん中を歩く(ぬかるみを避けて歩くと、歩道脇の植物を傷めることになる)

■関連サイト
 ・知床自然センター
 ・羅臼ビジターセンター



秘境度:★★★★★


[雰囲気]
訪れる人も少なく、秘境感たっぷりです。

[難易度]
軽登山に準じた経験、準備、体力が必要です。木道などの施設も必要最小限しか整備されていません。


(※あくまでも筆者の主観です)

拍手[2回]

        
  • 1
  • 2