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北海道の秘境スポット(穴場的観光スポット)の紹介が中心です。

思い出のマーニーの舞台「藻散布沼」は蚊の巣窟だった!?(浜中町)


宿で、今年のジブリ映画「思い出のマーニー」の舞台となった沼があると聞き、さっそく探検してきました。沼の名前は「藻散布沼」(もちりっぷとー)。藻散布沼の太平洋に接する部分が藻散布漁港となっており、そこを道道123号線が通っているので、行き方は簡単です。



藻散布漁港からでも沼を眺められますが、雰囲気がいいのはやはり奥の方です。道道123号線を霧多布方面から来た場合、藻散布沼に架かる藻散布橋を渡ると道が右にカーブします。そのカーブの途中に、昆布を干す作業場のほうへ入る道があります。作業場の脇の細いダート道を入っていくと、沼の奥の方へ進めます。上の写真は、そのダート道から昆布を干す作業場を撮ったものです。



ダート道を少し進むと、さっそくタンチョウの親子がお出迎えです。真ん中の少し灰色がかったのが子供ですね。



しかし、近づくと、こちらの気配を感じたようで、沼の奥の方へ飛び去ってしまいました。



この水面から、ボコボコと草が生えている風景が、思い出のマーニーの中にも登場するようです。



藻散布沼は0.5k平方mほどの小さな海跡湖沼ですが、その奥には、さらに小さな沼もあり、湿地が広がっています。



ダート道の一番奥まで行くと、エゾシカも現れました。冬場は、越冬する白鳥の姿も見られるようです。



静かで大変良い所です。しかし!!とにかく蚊が多いです。写真を撮ろうと車を降りると無数の蚊に襲われます。キャンプ用に持っていた蚊取り線香を大量に焚いてみましたが、ほとんど効果がないような状態。あわてて車に逃げ込んでも、すでに車内も蚊だらけ(笑)。藻散布沼をゆっくり探検するのは蚊の出る季節を避けたほうが良さげです。



<藻散布沼>
■所在地:北海道厚岸郡浜中町散布

 

秘境度:★★★☆☆
[雰囲気]
 訪れる人もおらず、静かでいいところです。
[難易度]
 細いダート道を入る必要はありますが、まず対向車は来ないでしょう。
 夏場に行くには蚊対策が必要です。

(※あくまでも筆者の主観です)

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